ストーングレー

世界的な高級石材として知られる香川県の庵治石。加工過程で生じる廃棄物の石粉に、天然ゴムを混ぜ合わせました。石の硬度とゴムのしなやかさが独特の風合いを生み出し、深みのあるグレーの色調を表現しています。

香川県高松市の牟礼町と庵治町で採れる「庵治石」は、品質も価格も世界最上級の花崗岩。粒子が細かく、結合力が強く、水分を含みづらく、風化に強いのが特徴です。平安時代から京都の寺院などの建築用に切り出され、採掘、切削、研磨、造形、刻字、設置などの専門職人たちが高度な技術を育ててきました。

株式会社蒼島(あおいしま)の「AJI PROJECT」は、職人の立場から庵治石の新分野を開拓する取り組み。代表の二宮力さんから、石材の加工中に集塵機で吸い上げた石粉をご提供いただきました。通常は廃棄される庵治石の石粉ですが、レンガ、アスファルト、墨汁、染料、ガラス、陶器などに混合された実績もあります。

天然ゴムに混合するのは初めてのチャレンジでしたが、石粉はゴムに意外なほど混ざりやすく、とても加工しやすい素材でした。混合前のゴムも細かい粒子なので、石粉とスムーズに混合できるのかもしれません。

石粉を天然ゴムに練りこんでいくと、固いイメージのある花崗岩としなやかなゴムの特性が融合した面白い風合いが生まれました。深みのあるグレーは、銘石の魅力をそのまま表現しています。石粉を提供してくれた二宮力さんは、次のように語ってくれました。

「日頃から職人が主体となって、庵治石の魅力を伝えようと頑張っています。私たちも実験と試行錯誤が大好きなので、出来上がったRebburの風合いと色調に嬉しい驚きを感じました」

庵治石の職人は、品質に妥協しない勤勉さでも知られています。世界的彫刻家のイサム・ノグチさんが現地にアトリエを構えたのも、そんな石質と職人の伝統に惚れ込んだから。ワールドクラスの石材が、天然ゴムとの混合によって新しい命を宿しました。

素材協力:株式会社蒼島

日本を代表する石材産地の香川県高松市庵治町で、2021年に設立された蒼島(あおいしま)。現代のライフスタイルに寄り添った庵治石プロダクトを開発するため、「AJI PROJECT」を運営しています。最高の石材と職人技からデザイン性の高い製品を生み出し、「石といえば庵治」を世界に発信しています。

https://aoishima.jp

フェアトレードの天然ゴムを使用

「強制労働が行われていないこと」「児童労働が行われていないこと」「直接、間接を問わず、すべての生産者に公正な対価が支払われていること」「生産者・労働者の安全で健康的な労働条件が守られていること」を確認しているフェアトレードの天然ゴムを使用しています。

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